小麦や胡麻、胡桃など、大地の恵みをいただく南部せんべい。わたしたち志賀煎餅は、主原料となる小麦に岩手県産の「南部小麦」のみを使用しています。味も良く、岩手県の奨励品種である「南部小麦」。岩手県の水沢市や花巻市など限られた地域でしかとれず、焦げやすいため焼きにも技術を要しますが、かめばかむほど甘みが感じられる、南部せんべいに最も合う小麦です。

志賀煎餅の「南部小麦」は、地元二戸市内の「菅原製粉製麺工場」から毎日配達されます。わたしたちの南部せんべいのおいしさを決める、最も大切な素材です。

小麦の次に大切なのが、お塩。小麦の甘さを引き出してくれる、南部せんべいにはなくてはならない素材です。志賀煎餅では、四国の天然海水塩「讃岐塩」を使用。カルシウムやカリウム、マグネシウムなどミネラルを豊富に含み、ほのかな甘みとまろやかな旨みを感じられるのが特徴です。

素材を愛することで生まれた安心のおいしさは、多くのお客さまから信頼を頂戴し、地元のお店や道の駅、アンテナショップなどのほか、病院などでもお取り扱いいただいています。

志賀煎餅の南部せんべいは、ひとつひとつが手づくり。生地を練る作業からはじまり、丸めて、胡麻などをふり、南部鉄の焼き型で焼き上げていきます。

まず、生地は木の棒を使って練り上げます。その際に加える水は、そのときの「南部小麦」の水分量、その日の気温や湿度によって温度や量を調節し、こねる力も加減してほどよく練り上げます。生地を切り分ける際も、昔ながらの種切り機を使いながら、人の手で重さをみて調整します。焼きは専門の職人が、せんべいの種類やタイミングに合わせて火加減を調節し焼き上げていきます。

中でも、二戸地方で親しまれている「うす焼き」は特に難しく、高い技術が必要です。液体に近いサラサラの生地を、手の感覚だけで適量ヘラにとり、焼き型にさっと塗って焼き上げることで、独特のサクサク パリパリの食感が生まれます。

熟練の職人が五感を使い、皆さまが召し上がるときの笑顔を思い浮かべながら、心を込めてひとつひとつ焼き上げる南部せんべい。人の手がつくりだす温もりを感じてください。

ここ岩手の地で古くから愛されてきた南部せんべい。志賀煎餅のいちばんの定番はなんと言っても「胡麻せんべい」。小麦粉の甘みを引き出すための塩と、すりつぶして風味を増した胡麻だけで味付けた、シンプルながら味わい深いせんべいです。粗く削った落花生がほんのり甘い「落花生せんべい」も定番商品。いずれも食べごたえがあり、忙しい朝の食事や小腹がすいたときのおやつにもおすすめです。バターを乗せてトースターで軽く温めたり、水あめを塗ったりするのも南部ではおなじみの食べ方。ぜひお試しください。

また、「うす焼き南部せんべい」は、特に二戸地方で愛されてきたスタイルのせんべい。通常の南部せんべいよりもずっと薄く、パリパリと軽快な食感が楽しめます。少量の塩だけを使った「うす焼きしろ南部せんべい」をはじめ、くるみやバター、アーモンド、チーズと、味のバリエーションも豊富にご用意しています。

素朴で滋味深い、南部の味を皆さまへ。小麦の甘み、自然のままの素材の味をお楽しみください。